ボーリングにより、地下にある砂(土砂)や土(粘土)・石(礫・玉石・転石)・岩(風化岩・新鮮岩)等をコアとして採取し、鑑定する事によって調査地周辺の地質を推定します。また、コアの採取のみならず、ボーリング孔を用いた各種試験や土質試験により、地層の物理特性・力学特性についての検討も行ないます。ほかにも平坦地や都市部だけでなく、山地や水上でのボーリング調査も行なっています。
長崎地研では、調査計画はもちろん、現地作業から報告書作成まで自社で一貫して行っております。
技術課が計画した調査内容を基に、工事課が現地でボーリング調査を実施し、その調査で得られた種々の地質的なデータを技術課で取りまとめて報告書の作成を行います。
この一連の流れについてまとめられたわかりやすい動画がありますのでぜひご覧ください。
長崎地研はこれまでに、生活用井戸・工業用井戸、また温泉の開発など、様々な井戸・温泉の掘削を行なってまいりました。井戸掘削のお見積りをはじめ、井戸の洗浄についてのお問い合わせなど、お気軽にご連絡ください。
掘削地 | 布津町 |
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工事名 | 布津町温泉掘削工事 |
掘削年 | 平成15年3月 |
掘削深度 | 1,468.5m |
日量 | 204.5m³ |
口元温度 | 52.0℃ |
泉質 | ナトリウム-塩化物塩泉 |
施設名 | 南島原市布津福祉センター「湯楽里(ゆらり)」 |
掘削地 | 長崎市野母崎 |
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工事名 | 「長崎市野母崎海の健康村」温泉井戸掘削業務委託 |
掘削年 | 平成26年12月 |
掘削深度 | 1,603.5m |
日量 | 345.6m³ |
口元温度 | 33.0℃ |
泉質 | マグネシウム-カルシウム-炭酸水素塩泉 |
施設名 | Nomon 長崎 |
掘削地 | 伊王島町 |
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工事名 | 伊王島温泉掘削工事 |
掘削年 | 平成15年12月 |
掘削深度 | 1,180m |
日量 | 1,036.8m³ |
口元温度 | 44.7℃ |
泉質 | カルシウム-ナトリウム-塩化物塩泉 |
施設名 | i+Land Nagasaki(アイランド長崎) |
掘削地 | 長与町 |
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工事名 | (株)アイテック関連グループ温泉掘削工事 |
掘削年 | 平成8年6月 |
掘削深度 | 1,295m |
日量 | 400m³ |
口元温度 | 46.0℃ |
泉質 | ナトリウム-炭酸水素塩泉 |
掘削地 | 諫早市本野町 |
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工事名 | 諫早市本野建設工事温泉掘削工 |
掘削年 | 平成19年11月 |
掘削深度 | 1,502m |
日量 | 244.8m³ |
口元温度 | 32.6℃ |
泉質 | ナトリウム-炭酸水素塩泉 |
掘削地 | 相浦町 |
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工事名 | 相浦老人ホーム深井戸掘削 |
掘削年 | 平成9年7月 |
掘削深度 | 1,300.5m |
日量 | 120m³ |
口元温度 | 33.5℃ |
泉質 | ナトリウム-炭酸水素塩泉 |
施設名 | 特別養護老人ホーム あいのうら |
掘削地 | 平戸市 |
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工事名 | 平戸市温泉井掘削工事 |
掘削年 | 平成11年10月 |
掘削深度 | 1,202.7m |
日量 | 288m³ |
口元温度 | 42.0℃ |
泉質 | ナトリウム-炭酸水素塩泉 |
掘削地 | 鷹島町 |
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工事名 | 鷹島モンゴル村温泉井掘削 |
掘削年 | 平成10年10月 |
掘削深度 | 1,201m |
日量 | 400m³ |
口元温度 | 29.5℃ |
泉質 | ナトリウム-カルシウム-塩化物塩泉 |
掘削地 | 富江町 |
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工事名 | 宮下地区温泉掘削工事 |
掘削年 | 平成3年5月 |
掘削深度 | 1,312.5m |
日量 | 300m³ |
口元温度 | 37.0℃ |
泉質 | ナトリウム-カルシウム-塩化物泉 |
掘削地 | 新魚目町 |
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工事名 | 新魚目温泉荘温泉掘削工事 |
掘削年 | 平成14年3月 |
掘削深度 | 1,342m |
日量 | 187.2m³ |
口元温度 | 26.2℃ |
泉質 | 弱アルカリ性低張性温泉 |
施設名 | 五島列島リゾートホテル Margherita(マルゲリータ) |
掘削地 | 玉之浦町 | 玉之浦町 |
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工事名 | 丹奈温泉花木栽培センター | ふれあい温泉センター |
掘削年 | 平成1年5月 | 平成2年5月 |
掘削深度 | 1,001m | 1,131m |
日量 | 288m³ | 345m³ |
口元温度 | 52.0℃ | 52.0℃ |
泉質 | ナトリウム-カルシウム-塩化物泉 | ナトリウム-カルシウム-塩化物泉 |
掘削地 | 奈良尾町 |
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工事名 | 奈良尾温泉掘削工事 |
掘削年 | 平成16年11月 |
掘削深度 | 1,150m |
日量 | 78.6m³ |
口元温度 | 44.2℃ |
泉質 | カルシウム-ナトリウム-塩化物泉 |
※温泉マークをクリックすると実績の詳細をご確認いただけます。スマートフォンで見えにくい場合は、ピンチアウトで拡大してみてください。
アンカー工は、掘削した孔に高強度の鋼材を挿入し、基盤内に定着させ、鋼材の引張強さを利用する事で、地すべり滑動に対応する工法です。
閉じる杭工は、すべり面を切るように鉛直に削孔した大口径ボーリング孔に、鋼管やH鋼などを挿入して、充填グラウトにより不動層に固定し、地すべり滑動に対処する工法です。
閉じる集水・排水工は、地すべりにおいて悪影響を及ぼす地下水をボーリングにより集水し、排水する工法であります。これによる地下水位の低下を図り、地すべり滑動の緩和や停止を目的としています。
閉じるのり面保護工は、のり面の浸食・風化等を防止する事を目的とし、植生による保護工と構造物による保護工があります。
閉じる長崎県は山地が多く、急傾斜地が非常に多い地形です。そのため地すべり対策や法面崩壊対策工事等の斜面防災工事は地域の安全に関わる大切な工事です。長崎地研ではボーリングを主体とした斜面防災工事により地域の皆様の安心の暮らしを守ります。
ボーリング掘削工法のうちワイヤーライン工法は、ボーリングコア採取の際、掘削用ロッドを昇降させずに、コアバレルのみを専用のオーバーショットとワイヤーを用いて巻き上げ回収する工法です。ロッド昇降に要する時間を短縮でき、100mを越える長尺のボーリングでは、通常のロータリーボーリングに比べ効率が上がり工期短縮になります。
長崎地研のワイヤーライン工法は、昭和50年代に始まり、40年以上の実績があります。資源探査では200~500m、地熱開発用の構造試錐では800~1,700m、地震計設置や活断層調査では240~600mなどの実績があります。近年では、コアバレルを三重管式として、岩盤以外の破砕帯や軟質岩の採取率も向上しており、弊社の特徴のひとつでもある若い技術者への技術継承も進めています。
ワイヤーライン工法